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アスタリスク IP-PBXを導入 (9) - コールパークとコールピックアップ

MINI-100 IP-PBX を本格的にビジネスで利用するにあたり、保留と転送のほかに、ビジネスシーンで必要な機能が、コールパークとコールピックアップである。発信者 (caller) に対して、目的の人とスムーズに通話を確立してもらうこと、あるいは、代理の人に適切に応答してもらう必要がある時などに重宝する重要な機能である。
   
コールパーク

コールパークとは、 通話中の呼を保留場所(パーキング番号)に保留し、その内容を別な応答者が、そのパーキング番号をダイヤルすることで、通話を確立できるしくみだ。最初に応答した応答者が、目的の別な応答者の内線番号を知らない場合、または、どこにいるか分からない場合にこの保留方法を使うと便利である。

また、IP電話の保留転送の方法が、複雑で覚えきれない場合にも有効な方法である。

最初に受けた応答者が、別な第二の応答者を探し出すために、一時的にその呼を保留するひとつの方法であるが、構内放送などで "Aさんに、外線からお電話です。71番に応答してください" などと案内する。Aさんは、任意の内線のIP電話で、71番をコールすると、外線の発信者と通話できる。

1. コールパークにより保留する

MINI-100のコールパークの特番は、#70 である。最初の応答者が保留する場合、#70を回す。するとIVRが "71" などと自動応答する。この場合、71がパーキング番号となる。

2. コールパークされた呼に応答する

放送などで、自分に対しての呼び出しがあり、コールパークされた呼に、応答したい場合、近くのIP電話などで、パーキング番号をダイヤルすると、発信者との通話が確立できる。

3. コールパークのタイムアウト

発信者が保留され、パーキング状態になっているときは、保留音楽 (Music on hold)が流れるが、いつまでも待っているわけにはいかないので、ある時間が経過すると、MINI-100は最初の応答者を呼び出す。最初の応答者は、再度パーキングにすることも可能である。

4. コールバーキング番号の最大数

MINI-100の場合、同時に複数の呼をパーキングすることが可能。最大数は5回線で、その場合、71から75までがパーキング番号となる。


コールピックアップ

これは代理応答とも呼ばれる。誰かに掛かってきた内線への呼を、別な人が、応答できる機能のことである。同じ部とか課をピックアップグループとして、規定しておくことが必要である。

Extensions > Edit Extension で、Pickup Group (ピックアップグループ) を指定できるが、同じ番号のグループ内で、この処理が有効となる。デフォルトでは、Pickup Group 1 となる。



具体的には、ある内線への呼び出し音が鳴っている間に、同じピックアップグループに属する別な内線で、*8 をダイヤルすると、その内線で、発信者に対して応答ができる。発信者は別な内線番号で応答されることになるから、応答者は、そのあたりの事情を発信者へ説明しないといけない。

部とか課、あるいは、本人と秘書などをグループにすることが多い。同じ作業空間やオフィスで、内線番号への呼び出し音が聞こえる環境でないと意味がない。

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