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アスタリスク IP-PBXを導入 (6) - 呼び出し時のリングの高度な設定

自分専用の内線が一つでは足りないと感じる場合がある。今回は複数の内線番号の複数の端末で受信する方法について説明する。外線--内線、外線--IVR(自動応答)---受信者選択後----指定の内線という、いわば一対一の呼び出しモードが一番基本であるが、MINI-100 IP-PBX をより高度な設定をすることにより、以下のような様々なビジネスシーンに対応することができるようになる。

複数の国の本支店または事業所にオフィスがある場合は、各国のオフィスのデスク、そして自宅、別荘などに、内線用のIP電話を置いておき、特定の内線に呼び出しがあるとすべてが同時に鳴らせることができる。内線のひとつはITSP経由の方法などで携帯電話に転送される。

また、普段の自分のデスクにある内線のIP電話に出られない時に、別な内線(例えば秘書や秘書センター)のIP電話または、携帯や固定電話へと転送することも可能である。



●同時呼び出し

自分がいろいろな場所を移動しているときに、携帯に転送設定済みの内線や
複数の内線番号に同時に呼を鳴らすモード。

この場合はオフィスに居る時は、近くの自分の内線で電話を取り、外出中は携帯で取る。

Ring Group とFollow me の2つの機能を組み合わせる。

制限は、同時に鳴らす内線は事実上制限がない(IPPBX一台で最大60カ所)が携帯電話へ転送できる内線は一個のみ。

以下にMINI-100 IP-PBXでの設定を説明する。

まず、公開用の内線番号をひとつ作成する。ここでは内線300を例とする。



内線は国境を跨いでも構わないので、複数の国にオフィスがある場合は、各国のオフィスのデスク、自宅、別荘に、内線用のIP電話を置いておき、それらが一斉に鳴るようにする。これらの内線番号をRing Groupに登録する。



Ring Groupを作成。ここでは、tanuki というグループ名にした。 このグループに同時に鳴らしたい内線番号を順に登録していく。最大60カ所の内線まで可能。今回は、IP電話の内線3つと、携帯に転送専用の内線の一つを登録する。





Extension のところに、順次内線を追加していく。上の例では、123そして、333を追加。



最後に Finish を押し、リスト表示で Ring Groupが追加されていることを確認する。

Follow meで先に作成した内線300 (この内線には、実際にIP電話を登録する必要はない)を指定する。





Follow Me では、その内線が呼ばれた時の処理を、IVR、特定のExtension、そして RIng Groupへの転送の3つのモードが選択できる。ここでは、Ring Group を選び、その中の tanuki をさらに選ぶ。





Apply を押して完了する。リストには下記のように表示される。



Ring Groupの中の一つの内線だけに対し、携帯電話や固定電話への、ITSPかPSTNゲートウエー経由の転送先として設定できる。その場合は内線に対して、Always Forwarding で、転送先を指定。

以上で、同時にリングを可能にする設定は完了。


●順次呼び出し

呼があると、内線のIP電話に一定時間の間ベルが鳴り、誰も出ない時に、続けて指定された他の内線を呼び出す設定である。自分の内線を他の人(秘書など)が拾ったり、外出中に自分の携帯電話に転送させるなどの応用ができる。携帯に転送させるときは、やはりAlways Forward で自分の携帯電話番号を指定する。もちろんITSPかFXOゲートウエー経由になるので、その書式は、outobound の書式通りにする。



内線123が応答しない時に、内線333を呼び出す設定を次のように設定する。





Forward on No Answer のリストに下記のように表示されれば完成。



>>> 続く

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