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Nano のインパクト

 Nano の低価格は世界中の自動車メーカにショックを与えた。しかし同時にインドでも様々な反応が起きている。
 発表は2008年1月であるが、その実際の発売は今年2008年の暮れになるという。かなりのフライングの発表ではあるが、さまざまなインパクトを業界や市場に与えた。

 まず、インドの中古車市場の価格が下がっている。これは、従来インド市場で最安値だった、マルチ(鈴木とインド資本の合弁メーカーALTO 800でも倍近い価格だったため、これらALTOの中古価格がかなり先行的に下がっていると、現地の新聞で報道されている。ALTO の中古車が実際にNano の競合になるのは充分に予想される。

 また環境保護に熱心なある人々は、すでに大都市は車とモータサイクルなどで渋滞がひどいのに、Nanoの登場でますます渋滞と排ガス公害がひどくなるのではと懸念している。Nanoのターゲットユーザーは現在のモータサイクルユーザーなのは明らかだ。

 マルチは大衆車では、インドで先行しているし、小型の乗用車市場ではダントツであるが、今回のTATAのNanoの発表でもっとも影響される競合者である。マルチの戦略は現在でも優位な販売とサービス網をさらにインド全国津々浦々まで浸透させる戦略をとる。サービス拠点を2010年までに現在の4割増の1700カ所に増強し、地方都市で補修部品の納期が1週間かかっていたのを2日に短縮する。

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